算命学（さんめいがく）は4000年の歴史を持つ中国で生まれました。 自然界の法則をもとにした東洋哲学とも言われています。
算命学（さんめがく）が確立されたのは、約2300年前です。 生年月日を用いて占う東洋哲学の側面も持ち合わせた占いです。 算命学（さんめいがく）はその人の持つ運命や、運勢を名式と言う表と照らし合わせることで、占うことができます。
政治や軍略、処世術としても用いられてきた歴史があります。
石門星（せきもんせい）は算命学（さんめいがく）で扱われる星の一つです。 今回は、算命学（さんめいがく）の中でも石門星（せきもんせい）について掘り下げていきます。 性格や恋愛観・結婚観なども解説していきます！
石門星（せきもんせい）の性格や特徴
石門星（せきもんせい）は集団との調和を図りながら、平和や安定を生み出そうとします。自分が所属するグループの和・そしてグループの中での自分の立場を保とうとします。
社交性が高く、誰に対してもフレンドリーです。そのため年下や部下、後輩などからは親しみやすい先輩キャラとして慕われやすいです。
社交性があり人をまとめ、円滑に物事が動くように注力します。さりげなく人をフォローしてくれるのもこのタイプです。一方で、グループの和が乱れるぐらいなら全部自分でやってしまったほうがいいと判断して、必要以上に仕事を受け持ってしまう側面も持ち合わせています。内面に密かな反骨精神も持っているので、立場を選ばずに間違っていると感じたことには迷わず指摘をします。上下関係のしっかりした縦社会よりもみんな平等といった精神を持っている環境での方が伸び伸び過ごせるでしょう。
Point！性格・特徴
本能／集団の和を守る・守備本能
五行（陰陽）／木性（陰）
キーワード／グループ、柔軟、社交性、大衆性、協調力、統率力、組織、対等、平等
石門星（せきもんせい）の特徴は、グループの中で発揮される柔軟力です。俯瞰した視点で物事を見ることで、グループ全体や物事の全体的な流れを見ようとします。柔軟で社交的な面が目立ちやすい一方で、石門星（せきもんせい）を持つ人々も自分の中に曲げられない軸を持っています。
周りや目上の人の意見に合わせることがあったとしても、それは全体の流れを見た時にその方が効率がよかったからということは往々にしてあります。 自分がリーダーの場では周りの意見は聞くものの、自分の意見をうまく押し通すこともあるでしょう。
石門星（せきもんせい）の恋愛傾向・恋愛運
石門星（せきもんせい）の恋愛は友達同士の距離感が続く、付かず離れずの恋愛です。 石門星（せきもんせい）を持つ人は、個人にフォーカスするよりも、所属している集団やグループの流れといったような俯瞰した視点から見たときの整いを重要視します。そのため、基本的には必要以上に誰かに深入りすることもなく、人間関係に対してはドライな思考を持っています。
人に配る愛情は、誰に対しても一定量なのです。そんな石門星（せきもんせい）を持つ人を口説き落とすのは大変に感じるかもしれません。けれど、彼・彼女の中での特別な人は「この人とずっと一緒にいられたらすごく楽しいだろうな！」というような純粋な好意です。いつも自然体でいられる場所になれていれば、いつの間にか恋人同士になっているかもしれません。
みんなでワイワイすることが好きなので、グループ恋愛も楽しめるタイプです。八方美人と思われてしまう場合もありますが、彼・彼女はただ誰に対しても平等なだけです。
性的指向が男性の場合
外見の美醜よりも、いつまでもフラットな関係で居られる相手を望みます。 好奇心も旺盛なので、自然と楽しいことを持ち寄れる人を好みます。知的で平等精神に富む人に夢中になりやすいです。
しかし、いつまでも友達のような距離感で、お互いが自立した状態でいられることを望むので過度な束縛はしません。お互いが自立した、サバサバとした関係性でいられます。
性的指向が女性の場合
お互いが自立し、頼りになるパートナーであったり、背中を預けられる相棒のような相手を望みます。フラットな関係性を好む性質は、性的指向の有無で大きく変化はありません。
仲間と感じている人へ紹介した時、社交的で場に馴染んでくれる相手を好みます。2人きりのデートの時間も、グループでの時間も関係なく、それぞれの時間を楽しく過ごしてくれる人を彼・彼女達は望んでいるのです。
石門星（せきもんせい）の結婚運
生涯のパートナーになった後の石門星（せきもんせい）は家族というグループの和を守ることに注力するようになります。悩み事は相談し合って解決していける家族関係に憧れを抱いている人も多いはずです。
世間的な「夫婦」というような役割を全うするというよりも、家族というグループを円滑に守っていくパートナーというような感覚を持ちましょう。
結婚後のポイント
石門星（せきもんせい）を持った人とパートナーになったときは話し合いの仕方を意識しましょう。石門星（せきもんせい）を持っている人々にはちょっとしたマイルールがあり、困った時の相談に真剣に乗ってもらえるかどうかを気にします。これはグループの和を守りたいという思いが強いという特性からきます。
どんな苦難も一緒に考えて乗り越えていこう！という考え方を彼・彼女らはするのです。しかし、物理的な時間や感情的に今はその話としっかりと向き合いたくないというような、タイミングが合わないことも時にはあります。
そういう場合はしっかりと「話し合いはしたいけれど、今はこういう理由で話し合えない」ということを伝えることです。理由を伝えずに「後にして」と突き放してしまうとムッとして、その場で問い詰められてしまう場合もありえます。
また、あなたが石門星（せきもんせい）を持っているのなら、きちんと相手の事情を鑑みることを思い出しましょう。集団生活に重きを置いているあなたなら、普段は相手の事情を鑑みることもできているはずです。あなたは今、その話し合いが必要と感じているかもしれません。
しかし相手も人間です。理屈でわかっていても、体調がすぐれないとか気分が乗らないという時もあるかもしれません。自分自身に余裕がない時こそ、相手を尊重することを思い出してください。
どうしても話を「今」聞いて欲しい場合は、それを伝えてみましょう。けれど、その場合も、相手がいることであると思い出してください。すぐに応じてもらえない日もあることを知っておきましょう。
石門星（せきもんせい）の仕事と適職
石門星（せきもんせい）を持つ人は、グループの中で力を発揮します。人好きのする性格なので、人と人を繋げる仕事や、イベンターなど人を喜ばせることに携われるとモチベーションが保ちやすいです。
社交性はあるものの、上下関係には疎い部分がありますから、年功序列のような上下関係がしっかりした職場では居心地が悪くなりやすいです。風通しがよく、ボトムアップの気風のある会社を選ぶようにしてください。
多くの人と人脈を持ったり、人と人との仲介をすることも向いています。何か一つに特化するというよりも、総合的な力を発揮して、総務のような仕事も向いているかもしれません。
どの職種に就いたとしても、良くも悪くも人との付き合いが多くなりやすいので、いつの間にか政治家や社長のような立場に治っていることもあるでしょう。
石門星（せきもんせい）の人体図の位置で現れる性格
人体図をみたときに、どの位置に石門星（せきもんせい）があるかによって、現れやすい性格が変わってきます。
石門星（せきもんせい）が中央（胸）にある
誰に対しても嫌な顔をせずに付き合えたりと、社交性が高くなります。年齢・性別などの個人の要素にこだわることなく、フランクに周りの人と付き合うことができるため、自然と交友関係が広くなりがちです。
友達付き合いが好きで、得意な割に上下関係には疎い一面も持っています。立場を気にせずに接するため、目上の人からは生意気にうつってしまったり、馴れ馴れしいと感じられてしまう場合もあります。横の繋がりや、仲間意識の強いグループで人との付き合い方を学んでいきましょう。上下関係をしっかり把握し、礼節を弁えた行動を学び、行動に移すことでどんなグループでも上手に馴染めるようになります。
石門星（せきもんせい）が北（頭）にある
明日の敵は今日の友を地でいきます。統率力があるので、いつの間にか敵対していたグループを巻き込んで、リーダーになっているということもありえます。
また、フットワークも軽く、人と人の間を繋いだり、社会的な役割を全うしようと仕事にもやる気を出します。誰かの下で従順に一生を終えるということは望まず、自分のやりたいことに精を出します。
時には、家庭を顧みないと思われてしまうこともあるかもしれません。特にあなたの場合は、家庭を守るために仕事に精を出しているはずです。コミュニケーションが不足していないか、時折振り返ってみてくださいね。
石門星（せきもんせい）が東（左手）にある
社交的かつ、平等精神が特に強く現れます。人によって優劣をつけることはありません。たとえ、個人的に苦手な人がいたとしても、感情だけで相手を否定することはありません。人に得意不得意があることを理解しているので、好き嫌いや優劣をつけることがないのです。
状況に応じて、必要なタイミングで人の手を借りることができる人です。社交性が際立つので、他の石門星（せきもんせい）が苦手とする上下関係にも対応できるのがこのタイプです。
石門星（せきもんせい）が南（腹）にある
庶民的で仲良くなりやすい印象を与えやすくなります。街中で出会うと、ついつい立ち話に花が咲き、いつの間にか井戸端会議が始まっているということもあります。ざっくばらんな人間関係を構築するおおらかなタイプです。気の許せる人と一緒に楽しく過ごすのが好きです。
一方で、形式ばった関係や環境が苦手です。お堅いドレスコードの決まっているレストランなどよりは、気の合う仲間と過ごせるBBQが魅力的に感じることでしょう。子供を持った場合は、ややしつけに厳しくなる側面が出てきます。子供の意見に耳を傾け、何を考えているのかなど話し合うようにしてください。
石門星（せきもんせい）が西（右手）にある
家族の絆を非常に大切にします。苦楽を家族とともに過ごし、受け止め乗り越えようと過ごします。上下関係や立場などを考えないフラットな人ですから、親であれ、パートナーであれ、子供であれ、平等に接します。
友達家族というような、開放的な家庭環境を作ろうとします。家族が困っていることがあれば手伝い、自分が困っている時は家族に助けてもらおうとします。
一方で、家族思いな気持ちが暴走しすぎてしまうと、過干渉になってしまいます。家族に対して、過干渉になりすぎないように適度な距離を学ぶようにしてください。
石門星（せきもんせい）が人体図に複数存在している場合
石門星（せきもんせい）が人体図に複数存在すると、石門星（せきもんせい）が持っている「グループの和を守る」という特性が増えていきます。
石門星（せきもんせい）が2箇所
頑固な一面が現れます。大衆性・協調性はあるものの、自分の軸や大切にしているものがブレてしまうことを嫌います。この気質をうまく使うことができれば、組織やグループの中では明るい良いリーダーになれます。
しかし、悪い方向へこの気質が向いてしまうと独裁者のように自我と頑固さのままに振る舞ってしまいます。
石門星（せきもんせい）が3箇所
石門星（せきもんせい）が増えていくと、次第に頑固さが強く出てきます。強い信念と社交性が混ざり合っていくので、彼・彼女らの発言には影響力が加わります。
良くも悪くも非常に影響力の強い人物になりますから、SNSを活用していくと、注目の的になることもあるでしょう。
石門星（せきもんせい）が4箇所以上
上記の特性がさらに強まります。自我が非常に強くなるので、自分のペースで行動を始めます。石門星（せきもんせい）は人間関係において、ドライな性質をもともと持っています。
ドライな面が目立ちすぎてしまい、集団の中に所属はしているものの、孤立する場面も出てきやすくなります。
まとめ-石門星（せきもんせい）と他の十大主星が人体図にあった時の影響
石門星（せきもんせい）を持つ人々にとって、集団に所属するということは安心を得るためにも、非常に大切なことです。しかし、集団行動をよしとしているからといって、長いものに巻かれるのが好きなわけではありません。
石門星（せきもんせい）の人にも、やりたいことややりたくないことがあります。特に、自分の居場所を作りたい、自分の居場所を守りたいという意志は強いはずです。
集団の中で目的を達成できるように、虎視眈々と計画を練ってみてください。あなたが心地よくいられる集団を作ったり、探したりして日々を楽しく過ごしましょう。
算命学（さんめいがく）では、石門星（せきもんせい）だけではなく他にも9つの星々の配置などを見てあなたの基本的な性格や、得意不得意を読み解いていきます。そのため、この記事で解説した事柄はあなたの個性を表すほんの一部です。
自分の事というのは、案外よく知らないものです。算命学（さんめいがく）が自分自身を深掘りしたり、自分と向き合うきっかけになれば幸いです。
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