タロットカード「死神」は、大アルカナ13番目の白馬に乗って人々の前に現れる死神の姿が印象的なカードです。 この記事を読めば、名前や絵柄から悪い意味を感じさせる「死神」カードの解釈の仕方がわかります。 恋愛運、仕事運、金運の悩みを正位置・逆位置ごとに詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
タロットカードとは
タロットカードは、大アルカナ22枚と小アルカナ56枚、合わせて78枚のカードで構成されています。
大アルカナには0番から21番までの数字が割り振られ、寓意画が描かれています。 そして、棒、聖杯、剣、金貨の4つのエレメントごとに1から10までの数字が割り振られたカード40枚と人物が描かれたカード16枚を合わせたものを小アルカナと呼びます。
大アルカナと小アルカナの間に優劣はありませんが、大アルカナが人生のテーマなどの抽象的な意味を表すのに対し、小アルカナは人生において起こる出来事などの具体的な意味を表しています。
タロットカードの歴史
タロットカードがいつ生み出されたのかという点については、諸説あり、現在もはっきりしたことはわかっていません。
14世紀にフランスで発明されたとする「フランス起源説」、15世紀のイタリアで生み出されたとする「イタリア起源説」は、どちらもカードの資料や記録が残っていますが、タロットカードであることを明確に示す証拠は残っていませんでした。
そんな中、18世紀にフランスの作家ジェブランによって「エジプト起源説」が提唱されます。 しかし、この説にも明確な証拠はなく、当時の西洋が空前のエジプトブームだったため、この説が広まったのではないかと推測されることとなりました。 このように多数の説が生み出されていることからも、タロットカードが世界中の人に強い関心を持たれているということがわかりますよね。
そして、タロットカードには様々な種類があります。特に「ライダー版」「トート版」「マルセイユ版」「ウェイト版」の4つは有名で人気のあるカードとして知られています。 どの種類のタロットカードにも正位置・逆位置2つの読み方があり、カードが正しい向きに出た場合を正位置、逆向きに出た場合を逆位置とします。
正位置で出た場合は良い意味で、逆位置で出た場合は悪い意味で解釈されることが多いタロットカードですが、正位置でも逆位置でも意味がほとんど変わらないカードもいくつかあります。 カードの意味を覚える際は注意してくださいね。
タロット占いのやり方
タロットカードを使った占いをタロット占いと言います。 タロット占いというとむずかしいイメージがあるかもしれませんが、タロット占いをする際に行う3つの作業はどれも簡単で、初心者でもすぐに覚えることができます。
まず初めに「シャッフル」。これは、裏向きになったカードを机の上で混ぜる作業です。 次に「カット」。シャッフルしたカードを1つにまとめてから3つの山に分ける作業です。 最後に「スプレッド」。これは、3つの山を好きな順番に1つにまとめて上から順番にカードを配置していく作業です。
スプレッドの方法はたくさんありますが、「ケルト十字法」と「ヘキサグラム法」の2つは過去・現在・未来だけでなく相手の気持ちや潜在意識なども占えるという特徴があります。
使用するカードの枚数はそこまで多くないですが、正確でわかりやすいスプレッドです。 はじめのうちはこの2つのスプレッドを使い、慣れてきたらほかのスプレッドも覚えてみるといいでしょう。占いの幅が広がり、より悩みに沿った占いができるようになりますよ。
タロットカードの「死神(デス)」はどんなカード?
絵柄 | 意味 |
死神 | 死 |
白馬 | 再生 |
白黒の旗 | 未完成 |
死んでいる人 | 終焉 |
手を合わせている人 | 未練 |
顔を背ける女性 | 現実逃避 |
死神を見る子ども | 死(終わり)を受け入れる |
太陽 | 始まり |
タロットカード「死神」の絵柄には、それぞれ異なる意味があります。 絵柄の意味について一つずつ見ていきましょう。
死神は言うまでもなく死を、死神を乗せている白馬は再生を表します。 死はある日突然やってくるものですが、そのあとに魂があの世に行き、また生まれ変わるということを表しているのです。
死神の近くで死んでいる人は、元々王様であり権力者でした。 そのように偉大な人物が命を落としている様子が描かれていることから、権力を持っている人にも死は平等に訪れるものであること、どんなに栄えている物事にも必ず終焉するときが来ることを表しています。
また、死神が持っている白黒の旗は未完成を表します。 全身に金色の服をまとった人物が死神に手を合わせている様子からわかるように、この人物は現世に未練を持っています。
しかし、どんなに祈っても死神は容赦しません。人生に未練があり、まだ自分にはやらなければいけないことが残っていると思っても、死を避けることはできないのです。 死ぬときに後悔のない人生を送ることの大切さが伝わってきますね。 死神から顔を背けている女性は、死を直視せず現実逃避しています。死という未知のできごとに対して恐怖を感じているのでしょう。
一方、その隣には死神を見つめる子どもが座っています。その純粋さで死というものを受け入れているのです。 後ろに昇る太陽は始まりを表します。死や物事の終焉は決してマイナスなできごとではありません。 そこからまた新たなものが生み出され、新しい人生がはじまっていくのです。
タロットカード「死神」は、名前やカードの雰囲気から悪いイメージを持たれがちですが、そうとは限りません。 新しい物事がはじまる、人生の再スタートというポジティブな意味合いもあるカードなのです。
タロットカードの「死神(デス)」の意味
タロットカード「死神」の絵柄の意味がわかりました。 ここからはカードの具体的な意味を正位置・逆位置にわけてご紹介していきます。
「死神」の正位置の意味は?
タロットカード「死神」が正位置で出た場合、自分の意思とは無関係に物事が強制終了される暗示があります。 それは大切な人との別れであったり、仕事や趣味を手放すことであったりと様々です。
自分の意思とは無関係に半ば強制的に起こるできごとなので、渦中にいるときは辛く落ち込んでしまうかもしれません。
しかし、「正負の法則」というものがあるように、この世は悲しいできごとのあとには必ず幸せなできごとが起こる仕組みになっています。 たくさん落ち込んだあとは気持ちを切り替えて前を向いていきましょう。 辛いできごとを乗り越えて一回り大きくなったあなたは新たな可能性に満ち溢れています。
自分の未来を信じて心機一転がんばっていきましょう。
「死神」正位置のキーワード
死
再生
生まれ変わる
新たな可能性
変化
終焉
決別
リセット
心機一転
「死神」の逆位置の意味は?
タロットカード「死神」が逆位置で出た場合、やめた方がいいとわかっていても執着してしまう暗示です。 周りに反対されたり、断ち切ったほうがいい関係であると自覚していても、未練があって離れられずにすがってしまうようです。
しかし、それを続けていても本当の幸せにはたどり着くことはできません。 悪い状況だとわかっていても変化を恐れて現状維持の選択をしていては、新たな可能性や素敵な出会いもやって来ないからです。
「自分が努力すれば相手も変わってくれるはず」と相手に期待しても、ほとんど期待通りにはならないでしょう。
中途半端な態度や妥協はやめて自分の本当の気持ちをしっかり見つめ直す必要があります。
「死神」逆位置のキーワード
未練
命拾いする
執着
復縁
変化を恐れる
消極的
現実逃避
勇気が出ない
現状維持
タロットカードの「死神(デス)」は何を暗示している?
タロットカード「死神」の正位置と逆位置の意味について解説しました。 ここからは恋愛運、仕事運、金運のジャンル別に正位置・逆位置の意味をご紹介します。
恋愛運における「死神」の暗示
「死神」の正位置の場合
恋愛運を占った際に「死神」が正位置で出た場合、恋愛の終わりとはじまりを体験する暗示があります。
出会いを求めている時
中途半端な関係の人と連絡をとったり会うことをやめると、素敵な出会いがやってくるようです。過去のできごとからネガティブな気持ちになりやすいかもしれませんが、「私は素敵な人に出会える」と前向きな気持ちでいきましょう。
片思い中の時
お相手に告白して関係をはっきりさせたい衝動に駆られるでしょう。告白するには勇気が必要ですが、今のあなたなら大丈夫。もし上手くいかなかったとしても、それをきっかけにお相手もあなたのことを意識しはじめるようですよ。
お付き合い、または結婚している時
将来のことや家族計画についてなど、ずっと曖昧にしてきたことに向き合うときが来たようです。お相手と揉めることが怖くて話し合いを避けたくなるかもしれませんが、思いきって話してみましょう。すっきりした気持ちになり、2人の仲も深まっていくようですよ。
復縁希望の時
あなたが復縁したいと思っていることにお相手は気づいていないか、本気だと思っていない様子です。一度はっきりと復縁したい意思を伝えてみたほうがいいでしょう。 いい返事がもらえなかったら切り替えて次の恋に進んだほうが幸せになれるようです。
「死神」の逆位置の場合
恋愛運を占った際に「死神」が逆位置で出た場合、中途半端な恋愛になりやすい暗示があります。
出会いを求めている時
出会いがほしいと言うものの、心の内側では過去の恋を引きずっており、それが原因で新しい恋に踏み切れないようです。出会う人を減点方式で見てしまうため、気持ちの切り替えができるまで無理に出会いを探さないほうがいいでしょう。
片思い中の時
お相手を好きな気持ちはありますが、本心ではお付き合いするよりも片思いのほうが楽しいと思っているようです。積極的にアピールすると「思わせぶりな人」というレッテルを貼られてしまうため、ほどほどにしたほうがいいでしょう。
お付き合い、または結婚している時
一緒にいることに違和感や息苦しさを感じていても、なかなか別れられずにモヤモヤしてしまいそうです。お相手に対しての気持ちは愛情なのか執着なのか、きちんと考える必要がありそうです。
復縁希望の時
お互いに復縁はないと思いながらも、寂しさから完全に縁が切れずにズルズルと関係を続けてしまいそうです。本当に復縁したいのであれば、一度完全に連絡を絶って冷却期間を設けたほうがいいでしょう。
仕事運における「死神」の暗示
「死神」の正位置の場合
仕事運を占った際に「死神」が正位置で出た場合、業務内容や職場環境が一気に変わる暗示があります。 自分ではどうすることもできない変化であるため、はじめのうちは慣れずにストレスを抱えてしまうかもしれません。
しかし、この変化を成長するために必要なできごとと前向きに捉え、引き続き努力し続けることで成長でき、周りからの評価も上がっていくようです。 会社の倒産やリストラなどの退職に追い込まれるようなできごとが起きたら、ステップアップのチャンスです。
真面目で安定志向なあなたは、そのようなできごとがなければ転職をするきっかけもなかったはず。 今までがんばってきた分しっかりと休息をとり、自分に合う仕事は何かを真剣に考えて転職活動をはじめるといいでしょう。
以前の仕事よりもあなたに合っていて能力を発揮できる仕事に出会うことができますよ。
「死神」の逆位置の場合
仕事運を占った際に「死神」が逆位置で出た場合、今の仕事にやりがいを感じていないけれど辞める決断もできないという中途半端な状況になってしまいそうです。 嫌いな上司や仕事を押しつけてくる同僚への不満はつきないでしょう。
相手や環境を変えようとすると逆効果。傲慢な人と思われて孤立してしまう可能性があるので、今の仕事を辞める決断ができないのであれば我慢し続けるしかないでしょう。 また、目の前の面倒な仕事や終わらない業務に疲れ果ててしまう可能性もあります。 自分だけががんばっているように感じて損な気分になったり、仕事を投げ出してしまいたくなる衝動に駆られるかもしれません。
しかし、さぼったりごまかしたりするとすぐにバレてしまいます。 業務量が多ければ上司に相談するなど、限界を迎える前に周りの人に助けを求めるようにしましょう。
転職を考えている人は、すべての条件に合う会社を見つけることはむずかしいようです。完璧な会社を探そうとするのではなく、「ここだけはどうしても譲れない」と思う部分を満たしているかどうかを基準に選ぶといいですよ。
金運における「死神」の暗示
「死神」の正位置の場合
金運を占った際に「死神」が正位置で出た場合、お金の使い方で金運が左右される暗示です。
プロポーズや結婚式など、人生の一大イベントには惜しまずお金を使ったほうがいいです。 ここで節約志向を働かせてしまうと、あとで後悔することになります。
また、自己投資にも思いきってお金を使いましょう。はじめは金額の大きさにプレッシャーを感じて「本当にこれで良かったのか」と不安になってしまうかもしれません。 しかし、そのプレッシャーがあるからこそ勉強に集中でき、資格試験の合格やスキルアップにつながります。
しかし、ブランド品などの贅沢品にはあまりお金をかけないほうがいいでしょう。 今は外見を良く見せるための物よりも、一生の思い出やスキルになるようなものにお金を使ったほうが精神的な満足度が高くなるからです。
「死神」の逆位置の場合
金運を占った際に「死神」が逆位置で出た場合、お金に対する執着が強くなってしまう暗示があります。 それに伴って金運も下がっていくでしょう。
節約とケチのちがいは、家族や友人などの大切な人たちに対して気持ちよくお金を使えるかどうかです。
今のあなたは、どちらかというとケチ寄りの思考になってしまっています。 しかし、そのような考えでいるとお金が貯まらなくなってしまうため、あまりよくありません。
まずは毎月の収支を把握し、何にどれだけお金を使っているのか、減らせる支出はないかを考えてみましょう。 そこまで節約しなくても大丈夫だということがわかれば、気持ちが楽になりケチ思考からも抜け出すことができるようです。
まとめ
タロットカード「死神」の正位置・逆位置の意味、悩み別の解釈についてご紹介しました。
大アルカナ15番目のタロットカード「死神」は、白馬に乗って人々の前に現れる死神の姿が印象的なカードです。
正位置で出た場合は死、再生、新たなスタート、逆位置で出た場合は未練、執着、中途半端などの意味を表すので、逆位置で出た場合は「良くない状態なのかもしれない」と不安に思ってしまうかもしれません。
しかし、タロットカード「死神」が逆位置で出たからといって不安になる必要はありません。 タロット占いは「今の気持ちや状態のまま進んでいくとこうなる」という未来を表すものであり、「絶対にこうなる」と断言する占いではないからです。
占いの結果を踏まえて自分の気持ちや行動を変えていくことができれば、未来も変えることができます。
「一人で対策を練るのはむずかしい」という人は、プロのタロット占い師に相談してみるといいでしょう。 どういうふうに気持ちや行動を変えていけばいいのか、プロの視点から具体的なアドバイスをもらうことができます。
ヤッテでタロット占いをしてみよう!
ヤッテは、個人の「スキル」や「スキマ時間」を気軽に売買できるアプリです。 無料でダウンロード可能で、スマホがあればいつでも、どこでも、誰でも気軽に利用できるんです。
プロの占い師がタロット占いをしてくれる!
ヤッテには、プロのタロット占い師が多数在籍しています。 実績が多いベテランの占い師、リーズナブルな料金で鑑定してくれる占い師など、様々なタイプの占い師がいるのであなたと相性のいい占い師にきっと出会うことができるでしょう。
しかも、今なら初回50%オフで利用できるので、料金が気になる方も試しやすくなっています。 手数料はいつでも完全無料なのも嬉しいポイントですよね。
さらに、ヤッテはサポート体制も抜群! 支払いはヤッテが仲介してくれますし、丁寧なカスタマーサポートも充実しているのでトラブルの心配なく安心して利用できます。
対面での占いとなると、実際に会って話ができる安心感はありますが、移動の手間や周りの目が気になるなどのデメリットもあります。 しかし、ヤッテなら移動が不要で、周りの目を気にしながらお店に入る必要もないのでリラックスした状態で占いに集中することができるんです。
お得な特典と充実したサポート体制が人気のヤッテ。ぜひこの機会に利用して、あなたの悩みを相談・解決してみてはいかがでしょうか?